ジープ レネゲードから新型フリードに乗り換えて気づいたこと― 4人家族のリアルな選択と満足度を語る ―

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はじめに|なぜジープ レネゲードから新型フリードに?

ずっと愛着を持って乗っていたジープ レネゲード。でも、ある日ふと気づいたんです。「今の暮らしに本当に合っているのか?」と。

2人目の子どもが生まれ、生活スタイルが大きく変わりました。コロナも明けて、以前のようにキャンプへ出かける頻度も減り、むしろ日常の送迎や買い物、近場への家族ドライブが中心に。そんな中、子どもたちの成長とともに荷物はどんどん増え、ドアの開け閉めにも神経を使うようになり……正直、レネゲードでは少し窮屈さを感じるようになっていました。

そんなタイミングで出会ったのが新型フリード。シエンタとも迷いましたが、決め手になったのはキャプテンシートの心地よさと絶妙なサイズ感。家族の移動に“ちょうどいい”という言葉が、これほどピッタリくる車はありません!

ジープ レネゲードの魅力と、ファミリーカーとしての限界

レネゲードは、とにかく見た目がかっこよかった。無骨でタフなデザイン、イカリングのヘッドライト、コンパクトSUVなのに堂々とした存在感。ドアを開けて乗り込むたびに、ちょっとした冒険に出るようなワクワク感がありました。走行性能も高く、ボディ剛性の安心感や視界の高さなど、所有する喜びにあふれた車だったと思います。

でも、4人家族になった今、その魅力だけではカバーしきれない場面が増えていきました。後席は大人1名+チャイルドシートにはちょっと手狭で、スライドドアがないために駐車場での乗り降りにも気を使う日々。さらにハイオク仕様で燃費もそれほど良くなく、維持費がかさんでいくことに不安を覚えるように…。

極めつけはエンジントラブル。エンジンオイル漏れが発覚し、ディーラーで「エンジンを開けるだけで30万円」と言われたときには、さすがに心が折れかけました。

それでも、もし子どもたちが独立して、また夫婦2人で好きな車に乗れるようになったら……きっとまたレネゲードを選ぶと思います。あの顔、サイズ感、乗っているだけで満たされるあの感じ。忘れられない車です。

4人家族に新型フリードがちょうどいい理由 6選

正直なところ、初めは「ミニバンって味気ないかも…」という気持ちもありました。でも実際に乗ってみると、その考えはすぐに変わります。とにかく、家族との時間を快適にする工夫が至るところに散りばめられていたのです。

驚くほどの室内空間と居心地の良さ

キャプテンシートのおかげで、子どもたちは自分の“特等席”を持ったような感覚に。私自身も運転席からすぐに後部座席にアクセスできるので、チャイルドシートのシートベルトを締めるのもスムーズで、思った以上にストレスフリーでした。

さらに、後席専用のエアコンやサンシェード、冬にはありがたいシートヒーターまで備わっていて、細やかな気遣いが感じられます。家族みんなが「乗っていて快適」と素直に感じられるのは、本当にありがたいことですね。

スライドドアのありがたみを実感

とくに子どもが小さいうちは、ドアの開閉ひとつで日々の安心感が違います。狭い駐車場でもスライドドアなら隣の車を気にせずに乗り降りができ、子どもが思わぬ動きをしてもヒヤリとしなくて済みます。雨の日でもサッと開けて、スムーズに乗せられるのは何度助けられたか分かりません。

新型フリードで選んだチャイルドシートは「0歳〜4歳対応」タイプ

ちなみに下の子には、回転式のISOFIXチャイルドシートを導入しました。上の子のときは回転しないタイプだったので、乗せ下ろしのラクさが段違い。片手でスッと回せるので、腰への負担も減って助かっています。

このモデルは「0歳〜4歳」対応とやや短めですが、実際に上の子が6歳前後になるとブースターだけで十分になってきたので、柔軟に対応できる点でむしろ現実的だと感じています。
ISOFIX対応で横からの衝撃にも強く、安全面でも信頼できます。

暴れる子どもに…抜け出し防止ベルトが救世主

さらに最近導入して良かったのが、このセーフティハーネスベルトです。
細身の娘は既存のチャイルドシートのベルトだけだとスルリと抜け出してしまうことが多く、運転中もかなり神経を使っていました。

このベルトを使ってからは、体をしっかりホールドできて安心感が大幅アップ。チャイルドシートだけでなく、自転車のチャイルドシートやベビーカーにも使えて便利です。
泣くことはあっても、安全が何より大事ですよね。

運転のしやすさと小回りの良さ

また、ミニバンとは思えないほどコンパクトで、フロントの視界も広く、交差点でも安心して曲がれます。取り回しが良く、狭い道や細かい駐車も苦になりません。「運転が得意じゃない人こそフリードを選ぶべき」と言いたくなるほど、自然に扱える車です。

荷物の積載性も十分

後部座席を跳ね上げれば、大きな荷物もしっかり積み込めます。2泊3日の家族旅行も、余裕で対応。公園で使うストライダーや、子どもの自転車すら積めそうで、荷物の多いファミリーにとってはかなり心強い存在です。

維持費・燃費の違いが家計にもたらした安心感

これまで乗っていたレネゲードはハイオク指定で、燃費もそこまで良くはありませんでした。週末のたびにガソリンスタンドへ寄るたび、チクチクと家計へのプレッシャーを感じていたのは正直なところです。

その点、フリードはレギュラー仕様で燃費も良く、給油のたびにホッとします。

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また、ジープ レネゲードと比べてブレーキダストでホイールがすぐに真っ黒になることもなくなり、洗車の手間まで減ったのは想定外の嬉しい変化でした。

レネゲードは輸入車特有タイヤ汚れがあります。ブレーキダストの汚れが赤く変化する洗浄スプレーを散布したタイヤ

「家族のための車」である以上、やはり経済性は無視できません。フリードはその点でも、納得できる選択肢でした。

家族のリアルな声

何より嬉しかったのは、家族の笑顔です。

以前は「後ろの席って見えにくいからイヤだ」と言っていた長男も、今では自分からすすんで後席に乗り込むようになりました。視界が開けていて、外の景色を楽しめることが嬉しいみたいです。

妻も「スライドドア、神すぎる」と口癖のように言っています(笑)。買い物のときも、保育園の送り迎えも、ドアの開閉がしやすいだけでここまで楽になるとは…。たまに母が家に遊びに来たときも、3列目にゆったり座って送迎できるのがありがたいと話していました。

まとめ|新型フリードは、家族にちょうどいい車

ジープ レネゲードという“趣味の車”から、新型フリードという“家族の車”へ。最初は少し寂しさもありましたが、今は心から「この選択でよかった」と思えます。

毎日の暮らしに寄り添ってくれて、子どもたちの成長にも無理なくフィットする。見た目も走りも、そして経済性も“ちょうどいい”。新型フリードは、そんな絶妙なバランスを備えた、まさに家族のための一台です。

子育て中の方、特に「SUVからの乗り換え」を考えている方には、ぜひ一度試乗してみてほしい。きっと、今のあなたの暮らしにぴったり寄り添ってくれるはずです。